降雨が同じなら、河川の流量は、大雨のときと日照りのときの変化が小さい(流況が安定している)ほうが、洪水や水不足を避ける上で有利で、基岩の地質の影響が大きいです。意外にも!、比較的森林が良く育つ中古生層の山よりも貧弱になりやすい花崗岩の山や火山のほうが、地下の水だめ効果が大きく、流況が安定しています。山の地質は取り替えられませんよね。だから、同じ地質の山であっても森林の取り扱いで土壌が変化して流況がどのように変化するのか?が流域管理のうえでは問題になります。森林伐採の影響は伐採しない流域を基準にして多く調べられてきたのですが(蒸発散の影響が大きい)、土壌変化には長い年月がかかるので、研究例は少ないです。そこで、7種類(花崗岩4つ、中古生層3つ)で土壌状態の違う流域の流況を比較しました(国際誌論文)。その和訳論文を見る