あきらめシステムを含んだ悪循環

 メディアの政治報道に関する見識のなさの問題は,戦前の大政翼賛・戦争礼賛になった経緯をもう一度点検し直すところから始めないとどうにもなラナイ状況です.与党・行政・大企業・連合のもたれ合いをメディアがサポートしている構造は,個人的な印象ですが,失われた30年よりもさらに前,敗戦以降,政治を批判的に見るべきという,1970年頃の常識から,半世紀程度の間に,「権力に従属して批判をあきらめる構造」に徐々に進歩してきた強靱なもののように思われます.この構造は「あきらめに基づく選挙での投票率減少」を内部システムとして包含することによって,悪循環的な拡大運動体を形成しているようです.なので,多くの人が投票に行き野党に入れたい「あきらめに逆らう戦略」がどうしても必要です.
 自民党のやることすべてが構造の増殖過程であることを強く主張し,video news com(2021/10/9)で古賀茂明さんも言っていたように,「野党(維新以外)候補なら,たとい気にくわない人物や疑問が残る政党の公認であっても,鼻をつまんで目をつぶって,名前を書いてもらう」ことが不可決です.自民党の「暴政と不正の循環的な拡大増殖の問題」を丁寧に説明することを重視すべきだと思います.それすら実感して受け取れないほど疲弊している若年世代も多いでしょう.でも,山本太郎さんのような人が10人くらいがんばって必死で訴えかける変わると思います.また,悪循環構造は有権者のあきらめがささえていて,現状がひどくて将来が不安だという意識そのものは共有しているので,「そうあきらめなくてもいいかもしれない.なんとかできる可能性がないわけではないかもしれない」という,かすかなともしびを点すことが,投票所に出かけてもらうためには必要だからです.今後,現状改善の悪戦苦闘が予想されるとしても,自民党政権を終わらせなければ,悪戦苦闘にさえ到達できない,そのように思います

Follow me!

コメントを残す